読込中
Copyright © Studio Nassau
金沢駅東広場設計
金沢市の歴史的エリアに面した駅広場の計画及び設計・監理業務。

(株)トデック(建設コンサルタント)より受託。計画初期に意匠担当建築家として選任され、学識経験者からなる専門委員会や懇話会に計りながら、市の総和を集めて計画を行った。

長期に渡る計画であり、時勢の変化に応じて随時計画を調整しながら業務を進めている。駅広場・地下広場・地下道の計画及び設計を行い、計画段階では駅舎のファサ−ドデザインや周辺ビルも含めた景観検討を行った。

金沢らしさの創出、バリヤフリ−の徹底、交通広場の機能の確保が求められた。世界有数の豪雪地域である金沢の自然・精神風土を反映して、歩行者動線が輻輳する駅広場の上部に、“思いやり”と“もてなし”の心を象徴する大屋根を設けている。

大屋根の構造体は長期耐久性を目指した検討の結果、素材はアルミを採用し、構造形式は大きな雪の荷重に対応した張弦材複合構造や、建具を一体化したトラス構造を採用している。

10,550sq.mの地下広場があり、地下広場の下に導入が予定される新交通にも対応できる計画としている。土木・建築・交通等が分離した日本の社会体系の中で、これらを統合する計画を行なっている。

このプロジェクトに関連して、通産省に対し建材化太陽電池の促進を働きかけ、モデル事業として研究対象になった。

いろいろな時代の建物がモザイクのように混在する、歴史的重層都市金沢において、20世紀最後を象徴する高度技術の結晶を、文化性と耐久性のある施設として都市の歴史に加えるべく計画している。

またソフト面では、サイン・情報計画等と連携した徹底したバリヤフリ−を美意識を交えて実施することで、ユニバーサルな空間の実現を目指している。


1993年設計着手、2001年一部供用開始、2004年供用開始予定。1997年風洞実験終了、1998年防災評定取得、1998年アルミ構造体の実物大破壊実験終了、1999年構造評定取得。現在地下工事進行中。
【監修】
堀為雄(元金沢学院短期大学学長)、水野一郎(金沢工業大学教授)
その他本計画では、計画検討のための懇話会(小堀為雄委員長)、専門委員会(水野 一郎委員長)をはじめとする多くの委員会が設けられ、それらの委員を務められた多くの先生方のご指導をいただくと共に、市民公開の機会が設けられるなど、市内関係者のお話を受けながら設計を行った。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 設計・監理】
金沢市駅周辺整備課  株式会社トデック・サンワコン・釣谷建築事務所所
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【建築担当 】
白江建築研究所
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【構造担当】
斎藤公男(日本大学理工学部教授) +構造計画プラスワン
地下部構造の基本設計:佐々木構造設計事務所ン
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【防災及び設備】
明野設備研究所 設備基本設計:森村設計
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 風洞実験】
日本大学生産工学部丸田研究室
地元新聞、テレビ等で中間報告を行っている。

《関連記事》
・アルミの輝き
・金沢駅東広場経過報告
・GALLERY-10 金沢駅東広場が竣工
・GALLERY-11 シティーゲート1(鼓門)
・GALLERY-12 シティーゲート2(曳き屋)